Buttonは、ゲームを制御する基本ノード
Godot4でゲームを作る際に、Buttonノードはユーザーとのインタラクションを扱う基本中の基本です。 「ゲーム開始」や「アイテム購入」「シーン切り替え」など、プレイヤーの行動をトリガーする役割を果たします。
このノードは、ただの見た目だけのボタンではなく、シグナルを通じてゲームの制御の起点となる強力なツールなのです。
Buttonの肝は “pressed” シグナル
Godotのシグナルとは、特定のイベントが発生したときに、自動的に処理を呼び出す仕組みです。 Buttonノードが持つ最も重要なシグナルが、pressed
です。
- ボタンがクリック(タップ)された瞬間に発動
- 複雑な条件分岐なしに処理を実装可能
- 複数ボタンを使うことでUI全体の制御ができる
# 例:ボタンが押されたときにゲーム開始
func _on_start_button_pressed():
get_tree().change_scene("res://game_scene.tscn")
このように、シグナルを使うことでコードの整理がしやすく、トラブルシューティングも簡単になります。
Buttonの使い方
Buttonノードの基本的な使い方は以下の通りです。
まずは、以下のようなシーンを作成します。

1.ノードの追加
- シーンツリーでルートノード(Node2D)の子ノードとして、
Button
を追加 - 必要に応じてラベルやスタイルを変更

2.シグナルの接続
pressed
シグナルを選び、スクリプトに接続。- 自動的に関数の雛形が作成されます。



3.処理内容を記述
- ボタンを押した時に起こしたいイベントや挙動を書きます
func _on_button_pressed() -> void:
print("ボタンが押されました!")
ワンポイント:Buttonのスタイル変更
見た目の調整も簡単で、以下のプロパティが便利です。
text
: 表示される文字列flat
: 枠線の有無を切り替えicon
: アイコン画像の設定
まとめ
Buttonは、シンプルでありながら非常に強力なコントロールノードです。
ゲームの進行・選択・イベントのトリガーなど、あらゆる場面で活用できます。
pressed
シグナルを起点に、プレイヤーの操作をスマートに処理しましょう。
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