Rubyなら、「とりあえず書いてみる」から「本格ツール作成」まで応えてくれる。
プログラム言語には、実に様々な言語がありますが、これからプログラムを覚えたい、と言う方には、Rubyをお勧めします。
「とりあえず書いてみる」から、初めてOK!!
どの言語でもその言語特有のルールを覚える必要がありますが、Rubyだとそれが少ないため、「とりあえず書いてみる」から始めて、思いつくままに書き上げていくことが、他の言語に比べてやりやすくなっています・
もちろん、初めから大規模なプログラムを想定して設計することも可能で、それを実現しているのがwebシステムフレームワークのRuby on Railsです。
なぜ、「とりあえず書いてみる」から始められる?
「とりあえず書いてみる」が可能な大きな要因は、
- データ型が存在しない
- 完全なオブジェクト指向プログラム言語
だからです。
ほとんどのプログラム言語は、「整数」や「文字列」など、プログラムに必要なデータの最小単位を「整数(int)型」や「文字列(string)型」などで扱います。
しかし、Rubyはこれらのデータも「整数クラス」や「文字列クラス」など、クラスから派生した「オブジェクト」として扱うようになっています。
他のプログラム言語だと「データ型」と「オブジェクト」を区別しながら書かなければならないのですが、Rubyだとデータはすべて「オブジェクト」として扱うため、覚える事や意識することが少なくて済みます。
その結果、どのような事が可能になるかと言うと、例えば何かの処理を10回繰り返すプログラムを書くとき、
pythonでは、
for i in range(0, 10):
# ここに処理を書く
と、繰り返す範囲を指定したFor文で繰り返しますが、
Rubyでは
10.times do |i|
# ここに処理を書く
end
と、まさに「10回( 10 times )行う( do )」と、直感的に書くことができます。
と言うのも、”10”と言う整数が、整数型ではなく、
- 整数(Int)クラスのオブジェクト
であり、なおかつ整数(Int)クラスには
- timesと言うクラスメソッド
が用意されているため、このような直感的な書き方が可能になっています。
もちろん、times以外にも、便利なメソッドが多数用意されています。
この、「直感的に書ける」文法が、「とりあえず書いてみる」から始められる、大きな要因になっています。
作成者が、日本人
このRubyは、プログラム言語としては珍しく、日本人のまつもとゆきひろ氏が作成されています。そのため、日本語によるドキュメントが多数ありますので、日本人には非常に覚えやすい言語になっています。
大規模なwebシステムからゲームまで、汎用性が高い。
Rubyには様々な拡張機能が用意されており、様々な目的で使用することができて、非常に汎用性の高い言語になっています。
Webフレームワーク
- Ruby on Rails
- Sinatra
- Padrino
GUIフレームワーク
- Ruby/Tk
- libui
ゲームライブラリ
- DXRuby
- rbCanvas
- Gosu
Ruby で Enjoy Programming !!
さあ、皆さんも、Rubyでプログラミングを楽しんでみませんか?
ぜひ試してみてください!
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